マタニティ歯科｜診療案内｜名東区の歯医者いざわ歯科

妊娠中のお口のケアで お子さんの健康を守りましょう: 妊娠中はホルモンバランスの乱れやつわりの影響により、口内環境が悪化しがちです。
妊婦さんの歯周病は低体重児や早産・流産のリスクを高めてしまいます。
妊娠中も定期的なメインテナンスを行い、未来のお子さんの健康を守りましょう。

母子の虫歯リスクの関係性

母親が虫歯を放置すると 子どもの虫歯リスクも上がります: お母さんの健康状態がお腹にいる赤ちゃんに影響を及ぼすのと同じように、お母さんとお子さんのお口の健康は比例します。
「2歳児の虫歯発生率」のグラフから分かるように、お母さんに虫歯がある場合、お子さんの虫歯リスクは圧倒的に高くなります。
藤が丘駅近く・名東区の歯医者いざわ歯科は、生まれてくるお子さんの健康を守るために、妊娠前・妊娠中の歯科検診をおすすめしています。

影響は妊娠初期から始まっています: 赤ちゃんの歯は一般的に生後6〜8か月頃から生え始めますが、妊娠7〜10週頃には歯の基となる「歯胚（しはい）」が作られ始め、妊娠4〜5か月頃には歯胚がカルシウムやリンを取り込み歯の形をとり始めます。同時に一部の永久歯も既につくられ始めると言われています。
これらのことから妊娠中、さらに妊活中から虫歯予防・早期治療に取り組むことが大切と言えます。安定期に入った妊婦さんや妊活中の方は、ぜひ名東区の歯医者いざわ歯科の定期検診へお越しください。; 小児歯科について

妊娠中に起こりやすい
歯科疾患

妊娠中は口内環境が乱れやすくなります: 妊娠中は歯ブラシを口に入れるだけでも気持ちが悪くなるなど、お口のケアが普段通りにはできなくなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。さらに妊娠中特有のホルモンバランスの乱れ・免疫力の低下・つわりによる偏った食生活・胃酸の逆流などにより、より口内環境が乱れがちです。
前述した通り未来のお子さんの健康を守るためには、可能な限り普段通りにセルフケアを行うことが大切です。セルフケアに関するご相談は、お気軽に藤が丘駅近く・名東区の歯医者いざわ歯科へご相談ください。

虫歯・歯周病: 妊娠中はつわりなどで歯みがきなど日々のセルフケアが満足に出来なくなったり、嘔吐による胃酸の影響でお口の中が酸性に傾くことで歯質が弱体化し、歯の表面に汚れが付着しやすくなります。
また歯周病菌の中には妊娠期の女性ホルモンを栄養源に繁殖するものもあり、通常時よりも虫歯・歯周病リスクが高まります。

妊娠性歯肉炎: 妊娠中はホルモンバランスの乱れによって歯肉炎になりやすく、歯茎が腫れたり出血したりします。
妊娠性歯肉炎は通常の歯肉炎と同じく、早産・低体重児出産のリスクを通常の7倍に引き上げてしまう危険性があるにもかかわらず、痛みが起こりにくいため発見が遅れ悪化しやすい病気です。
そのような自体を防ぐため、妊娠中も歯科検診を受診して異常を見逃さないようにしましょう。
妊娠性エプーリス: 妊娠初期〜中期にかけて女性ホルモンが増加することで歯肉コラーゲンが増殖し、歯ぐきに大きなコブができてしまう病気です。触るとまれに痛みや出血がありますが、多くの場合は良性の腫れものなので出産後に自然消失します。不安に感じる場合は気兼ねなく当院へご相談ください。

妊娠中にできるお口のケア

就寝中は唾液の分泌量が減少するため細菌が繁殖しやすく、増殖した細菌を除去するため特に起床後のうがい・歯みがきが大切です。
虫歯や口臭を予防するために、起床後・就寝前・食後にはしっかりと普段通りの歯みがきを行いましょう。

つわりの影響で通常の歯みがきが難しい場合は、無理をせずこまめにうがいをしてお口のケアを行いましょう。
フッ素入りの洗口剤は虫歯予防に効果があるためおすすめです。つわりが安定したらいつも通りの歯みがきで歯の汚れを除去しましょう。

妊娠中の適切な治療時期は？

歯科治療は安定期（妊娠中期）がおすすめ: 生まれてくるお子さんのためにも、妊婦さんには歯科検診をおすすめしています。ただ妊娠初期は外部からの影響を受けやすく、妊娠後期はお腹が大きくなるため診療チェアに横たわっての治療が難しくなります。
そのため安定期と呼ばれる「妊娠中期」に受診することをおすすめいたします。
出産後に先延ばししてしまうと子育てで時間が取れなくなってしまう方が多いため、妊娠中期がお口のケアを行うチャンスです。
安心して出産を迎えるためにも、歯科医院で積極的に歯科検診・歯のクリーニングを行いましょう。

妊娠初期4ヶ月（15週）まで

妊娠初期は外部からのストレスや影響を受けやすく、切迫流産などの危険性があります。そのためできる限り治療を行わず、診査・治療計画や歯みがき指導までに留めます。
歯の痛みや歯茎の腫れなど急性症状が見られる場合は応急処置をいたしますが、本格的な治療は安定期に入ってから行います。
妊娠中期5〜7ヶ月（16〜27週）

妊娠中期は「安定期」と呼ばれ、胎盤が完成して胎児が安定し始めます。
比較的安定しているこの時期であれば、通常治療・投薬・レントゲン撮影など様々な検査や治療を母体に負担をかけることなく行えます。
出産に向けてお口のクリーニングを行い、口腔環境を整えておきましょう。
妊娠後期8ヶ月（28週）以降

妊娠後期はお腹が大きくなるため、受診時に仰向けになると腹部が静脈を圧迫して血圧を低下させてしまう「仰臥位低血圧症候群」を引き起こす恐れがあり危険です。早産などのリスク回避のためにも、妊娠初期と同じく応急処置までに留め、出産後に改めて治療を再開します。

妊娠中の受診のお願い

ご来院の際は 「母子手帳」をご提示ください: 妊娠中は慎重に治療を行うことになりますので、母子手帳の提示をお願いしております。妊婦さんの中にはお腹が小さく見た目で分からない方もいらっしゃいますので、来院時には必ずご提示ください。
また持病や既往症、産婦人科の担当医から注意を受けていることなどがあれば、治療の前に必ず歯科医師やスタッフまでお伝えください。
診療の際はできるだけ楽な姿勢で受けていただけるように配慮いたしますが、体調や気分が優れない場合は無理をせず、お近くのスタッフまでお声掛けください。

よくある質問

処方された薬は胎児にとって安全ですか？: 基本的に妊婦さんへのお薬の処方は控えさせていただいています。どうしても必要な場合は妊娠時期や体調に合わせて、安全性が高いと認められた服用してもお子さんに悪影響のないお薬を選択しておりますので、ご安心ください。
レントゲン撮影はお腹の赤ちゃんに影響しませんか？: 歯科で行うX線検査は医科とは異なり、撮影焦点をお口に絞ります。お口はお腹から距離があり撮影面積が狭い上に、撮影時には必ずX線を遮断する防護用エプロンを着用していただくため、母子へ悪影響が及ぶ心配はありません。
妊娠中、麻酔を使用しても大丈夫でしょうか？: 歯科の麻酔治療は部分的な麻酔（局所麻酔）で行うため、通常の使用量で母子共に悪影響はありません。
麻酔の使用を避けようと痛みを我慢してしまうと、それによるストレスの方が悪影響となることもありますので、治療中に痛みを感じたらすぐにご相談ください。
授乳中ですが、歯科治療は母乳に影響しますか？: 通常の歯科治療はもちろん、レントゲン撮影・麻酔治療を行っても母乳に影響を及ぼすことはほとんどありません。
心配な方は麻酔・服薬後は粉ミルクを利用したり、受診前に次回分を搾乳するなど準備していただくと安心です。

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